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模型製作(Part1)

2025.08.01

模型全体

模型全体

足羽川ダム(福井県 建設中)のギャラリーに展示する、常用洪水吐ゲート設備の1/25スケールモデルの製作を行いました。大部分を3Dプリンターで製作し、塗装を施してジオラマ風に仕上げました。製作期間は約5ヶ月かかりました。

工夫した主な点は、
1.油圧シリンダーの中に電動ネジ昇降機構を組み込み、扉体の上下開閉を可能にした、
2.ケーシングの一部をカットして、扉体の開閉状況が確認できるようにした。
3.模型では極小サイズの開度計に、指針の動作機構を組み込み、実物同様指針が扉体の開度を表示するようにした。
の以上となります。

1/25スケールモデル以外に、4年前の2021年に製作した1/50スケールモデルの動画も公開していますので、合わせてご覧下さい。なお、この模型製作時は、現在あるレーザーカッターや3Dプリンターが無く、1mmのアクリル板から部品を1枚ずつ切り出し、全て手作業で作成しています。今思い出しても大変な作業でした。

リンク(YouTube)→
1/25:組立動画
1/25:運転動画
1/50:組立動画

設備概要
形 式:ナロースロット型高圧スライドゲート 
純径間:2.2m 有効高:2.4m 開閉形式:油圧シリンダー式 
客 先:国土交通省 近畿地方整備局 足羽川ダム工事事務所
扉体の開閉確認が可能

扉体の開閉確認が可能

開度計の指針が開度を表示

開度計の指針が開度を表示