浮体式海水交換型防波堤設備
近年、水辺空間等の環境意識の高まりから、港湾に設けられた防波堤の役割は静穏性を保つことのみならず、水質浄化の機能も求められるようになってきました。この閉鎖性海域における水質を改善する工法の一つに、波のエネルギーを利用して港内外の海水を循環させる“海水交換型防波堤”があります。
特長
- 浮体構造物は、中空密閉構造のステンレス鋼製浮体とゴム膜で構成
- 鋼製浮体の底部はヒンジ構造で傾動自在に動作
- 緩衝室としての空隙には常に海水が満たされるように設計されており、鋼製浮体の不要な振動は軽減