流起式可動防波堤
シンプル構造の扉体が、通常時は海底に倒伏していますが、津波流速が発生した場合、人の操作無く自動的に扉体が起立し、防波堤としての効果を発揮します。また、流れの方向に依存しないので、津波発生時の押し波、引き波いずれの場合でも起立でき、人や物が外洋に流されるのを防止します。
特長
- 地震などでインフラが遮断されても、津波の力だけで無動力で起立します。津波がおさまると元通り海底に沈み、船の往来が可能になります。
- 機械的な回転軸が無いので、地盤変形の影響を受けにくい構造です。
- 工場で組み立てた扉体を海上曳航して設置するので、現地施工期間が短くてすみます。